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2010年4月17日 (土)

見ているのに見えていないこと

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カンサイタンポポ  透明水彩・芯ペンシル

奈良県生駒市に住んで長くなります。周りの自然を観ながら生活している方だと思うのですが、意外に気がつかず、見えていないことが多いような気がします。昨年、散歩の途中に何気なくタンポポの花の裏をひっくり返してみて驚きました。そのタンポポは、大阪市でよく見る外来種のセイヨウタンポポでなく、在来種のカンサイタンポポでした。
西洋タンポポ(右)と関西タンポポ(左)の簡単な見分けかたは花の根元の総苞(そうほう:がくの様な部分)に下に反り返っている外片(緑の矢印)があれば西洋タンポポで、上向きなら関西タンポポです。

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大阪では西洋タンポポばかりを見かけるので、生駒でも西洋タンポポばかりだと思いこんでいたので気がつかなかったようです。

昨年発見して、色々なタンポポの花の裏を調べてみましたが、自宅近辺では、西洋タンポポも多く見かけますが、関西タンポポの方が数が多いような気がします。
今年、新たに関西タンポポについて気づいたことがあります。上のスケッチの様に葉にギザギザのないタンポポがいるのです。最初は凄い発見をしたと思っていたのですが、改めて周りのタンポポを見てみると、そのタイプのタンポポが、あちらこちらで見つかりました。どうも関西タンポポは西洋タンポポに比べて葉のバリエーションが多いようです。(葉の縁にギザギザがない西洋タンポポはこれまで見たことがありません。)

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カンサイタンポポの色々な葉

なかなか日頃見慣れた自然の中にも、気がつかないことが多いようです。

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2010年2月27日 (土)

天花粉

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キカラスウリ 鉛筆・透明水彩  7.5cm

職場と神社の間にある壁に色々な蔓植物が茂っています。今年の夏に特徴的な白い花を見つけました。不思議な形の花だったので調べてみると、カラスウリに似ています。写真を撮ったりしていたのですが、スケッチする前に花の時期が終わり、その後すっかり興味を失っていました。先日、久しぶりにそばを通った時に見てみると枯れ枝の所々に実がぶら下がっていました。カラスウリなら赤いきれいな実なのですが、にごったオレンジ色のごつごつした実でした。どうもキカラスウリのようです。それなりに趣のある実なので1つもらってスケッチすることにしました。

   あとでキカラスウリについて調べてみると、その根よりとったデンプンが天花粉(てんかふん)になることがわかりました。昔、どの家にもエアコンやクーラーが無かった子どもの頃、夏になるとアセモになりやすい脇や首の回りにパタパタと塗られた天花粉です。
根からとったデンプンがサラサラとしていて、吸湿性が高かったので使われたようです。
天花とは雪のことで、雪のようにサラサラしているので、そう呼ばれたそうです。

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2009年12月19日 (土)

薔薇ぼっくり

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ヒマラヤスギの落下した球果の先端  鉛筆・透明水彩 

職場の近所の公園で不思議なものを拾いました。一見して木製のバラの花に見えるものです。以前にも拾ったことがあるのですが、あまりにもバラの花に似過ぎているので自然物と思えずに、人が手を加えたものかと思いそのままにしておきました。しかし今年も同じものを見つけました。ということは自然物です。

拾ってネットで調べてみると意外と簡単に正体を知ることができました。

ヒマラヤスギ(スギという名前がついていますがマツの仲間だそうです。)という植物の球果の先端です。簡単に言うとヒマラヤスギの松ぼっくりの先っぽです。花びらの様な部分の間に種子が入っていて、種子が熟すと風に飛ばされていくそうです。その時、下の方から順に花びらの様な部分も落ちていき、最後に先端部分が落ちるそうです。
そういえば、これを拾った時にまわりにバラバラになった花びら様の破片がたくさん落ちていました。

しかし本当に良くできていました。

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2009年12月12日 (土)

拾いもの

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胡桃  鉛筆・透明水彩 

    腰の状態は大部良くなり、ほぼ日常生活には不自由が無くなってきました。普通に立ったり座ったりできることは幸せなことです。ただし、あまり出歩くことも無く、ネタに困ったので、引き出しの中に入れてあったクルミの実を描いてみました。

     このクルミは春に関東地方に旅行に行ったときに富士川の近くで拾ったものです。身近にクルミの木が無いので「クルミ=店で買う」のイメージがあり、道に落ちているのを見て不思議な気がしました。

日本に自生しているクルミの大半はオニグルミだそうなので、これもオニグルミなのかもしれません。表面の模様が複雑で、簡単そうに見えて胡桃っぽく見せるのが難しいモチーフでした。

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着色前の段階では、梅干しの種に見えます。

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2009年9月 5日 (土)

ハ・カ・ラ・メ

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セイロンベンケイソウ
15cm

※半分水につかった葉

鉛筆・透明水彩

ハカラメはセイロンベンケイソウの別名です。この他に子宝草・灯籠草とも呼ばれます。

スケッチのセイロンベンケイソウの葉をダイソー(百均)で購入したときの商品名は「幸せの葉っぱ」でした。袋に葉を1枚入れて普通にぶら下げて売られていました。
セイロンという名ですが、アフリカ原産の植物でその葉は観葉植物に多く見られるような、やや肉厚の普通の葉なのですが、すごい能力を持っています。種子に頼らずに、葉だけで増えていくのです。そしてその方法も変わっていて、葉を水につけておくと葉の縁のへこんでいる場所から新芽と根が出てくるのです。上のスケッチの葉は水につけてから10日くらいですが、葉の縁より18本の新芽がでていました。また、新芽の根本や葉柄の切り口からも長い根が生えています。まさに「葉から芽」です。その新芽を切り取り、植え替えればまた育っていきます。花が咲くまでに2~3年かかるそうですが、鼻が咲くのを待たなくても、葉だけでどんどん増えていきます。
上手に育てると1.5m位の大きさになるそうです。以前1m位の高さまで育てた時には一部の葉は茎についた状態で新芽をつけて、それが下に落ちて勝手に育っていました。

ほぼ3年間育てたのですが花を見ることができませんでした。スズランのように下を向いたかわいいピンクの花を咲かせるそうです。

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2009年5月12日 (火)

花筏コンプリートへの道

Hanaikada_3ハナイカダ
雄花バージョン

透明水彩

※クリックで拡大します。

   この土~月と関東方面に出張に行ってきました。一泊目は昨夏にいった山中湖の湖畔に泊まりました。昨夏に行ったときには、多くの「ハナイカダ」が生えており、葉の中央付近に黒っぽい実を付けている姿が珍しく、葉を持って帰ってスケッチをしました。

実のついたハナイカダhttp://ikomaru.blog.eonet.jp/zufu/2008/08/post-e1a2.html

     しかし、よく考えてみると「花いかだ」は葉の中央に花が咲いていることからの命名でありますから、その時に見たものは「実いかだ」と呼ぶべきものです。是非とも花の咲いた時期に「花いかだ」を見てみたいと思っていました。
今回の出張で「花いかだ」を見ることを楽しみにしていたのですが、いざ行ってみると葉の中央に数個のつぼみを持つ「蕾いかだ」しかありませんでした。枝先を採集して、移動時は呼気を充分にいれたビニール袋にいれ、夜は旅館のコップに水をいれて枝を挿し大事に家まで持って帰りました。

    家に帰り、枝の根元を水切りしてもらい、しばらく水につけて日の当たる場所においておくと蕾の一部が3つに開き、中から白い粒が3つ顔を出していました。蕾が開花し,やっと「花いかだ」を見ることができました。

  しかし、ここで疑問が生まれました。去年見た「実いかだ」は葉の中央に黒い実が一粒ついていたのですが、今回の「花いかだ」は花が3~8個ぐらいついているのです。調べてみるとハナイカダには雄花であって、花の中央に見える白い3つの粒はおしべの葯みたいです。やっと見つけた「花いかだ」は実は「雄花いかだ」だったのです。

採集時によく観察していれば「雌花いかだ」も見つけられたはずです。少し下調べをしていれば雌花を見逃すようなミスはなくなるはずです。

「花いかだ」コンプリートへの道のりは、まだ少しありそうです。

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2009年3月15日 (日)

白梅

Photo 梅の花

透明水彩

鉛筆

※クリックで拡大します。

   

少し季節外れなのですが、梅の花です。  先日、大阪にある「梅の花」という豆腐料理の店に行ったので、なんとなく描いてみたくなりました。おいしかった記念です。

  いつもは普通のスケッチブックの画用紙に、ホルベインの絵の具を使っているのですが、今回は水彩画用紙にウインザーニュートンの絵の具で描いてみました。腕は同じなのですが、画材がいいものに変わったので上達したような錯覚に陥ります。
   マンションの裏に植えてある白梅で、2月下旬頃に撮っていた写真から描きました。白色の花と赤色の蕾・がくのコントラストがきれいでした。ただ、白一色で何枚もある花びらは難しいですね。もう一つメリハリがついていないような気がします。

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2008年11月15日 (土)

拾いもの

Ochiba

落ち葉

使用画材 水彩絵の具 鉛筆

88mm

※クリックで拡大します。

  生駒の街を歩いていると、落ち葉が目につきます。職場の大阪に比べて生駒の方が樹木の数が多い上に、大きな葉で落葉する樹木が多いような気がします。都会と田舎の差なのでしょうか。

  茶色く枯れきってしまっている落ち葉・真っ赤に紅葉している落ち葉・緑と赤が入り交じっている落ち葉・黒っぽく変色した落ち葉…。色々な配色の落ち葉が目を楽しませてくれます。春の初々しい緑・夏の強くしっかりとした緑とまた違った味わいがあり、この時期の微妙な混色の落ち葉が道路の上に落ちている風景は結構美しいものです。

  このスケッチは微妙な色の混じり具合を表現するためにたらしこみを多用してみました。緑の葉と違って、あまり忠実に色を再現しなくても不自然になりにくいので、落ち葉は結構楽しめるモチーフだと思いました。

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2008年11月 2日 (日)

さんぽ

Donnguri_eda シラカシ

使用画材 水彩絵の具 鉛筆

※クリックで拡大します。

いつも行く散歩のコースは自宅から15分舗装道路を歩き、そこから山の道に入り奥の池の淵まで15分ぐらいかけてゆっくりと歩き、同じ道を戻っていく約1時間のコースです。さすがに11月に入り、虫などの姿も少なくなってきましたが、たまに歩くとほっとします。奥の池の縁に小さなどんぐりをつけている木があったので、枝の先を少しいただきました。おそらくシラカシじゃないかなあと思います。 よく見るどんぐりの木と比べて細長い葉を持ち、どんぐりの実はかなり小粒です。その樹はこれまでも見ていたのですが、どんぐりの木とは気がつきませんでした。

Photo 帰りに下を向きながら歩いていると、4種類のどんぐりを拾うことができました。おそらく左からアベマキ・マテバシイ・コナラ・シラカシじゃないかなあと思います。アベマキは赤身がかかった茶色で、シラカシは緑の部分が多く残った状態のものが多かったです。マテバシイとコナラは同じ様な色でした。今回は帽子や葉の形がわからず、どんぐりの形のみで同定したので間違っているかもしれません。

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2008年9月15日 (月)

ぼたにかる

Photo

アイビー(西洋木蔦)


117mm

使用画材 水彩絵の具 鉛筆

※クリックで拡大します。

   色々な虫や鳥の絵を描いていると、虫がとまっている花や葉、小鳥がとまっている枝などの植物を描かなくてはならなくなります。植物の緑色は難しく、避けて通りたいのですが、そうも行きません。今回は植物画(ボタニカルアート)の練習をすることにしました。


    ボタニカルアートでは原則として、植物をありのままに原寸大で描くというルールがあるようです。日頃、小さな生物を拡大して描くことが多いので、顕微鏡も使わないで肉眼で見て描く作業は新鮮味があり面白い作業でした。


マンションの入り口に生えているアイビーの葉を1枚もらってきて、スケッチブックと葉を机の上に並べて描きました。透明水彩で薄い色を重ねていき、葉の色を作っていきました。葉脈は下塗りの色が残るように、塗り残しました。もう少し描き込むほうが良かったような気がします。

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