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チリモン Feed

2011年9月11日 (日)

小さくなあれ

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鳥型ゾエア 透明水彩・鉛筆

  スケッチのゾエアは棘がなく、鳥形と個人的に呼んでいるものです。
色々な文献を見ると、どうもヤドカリのゾエアはこのような形をしているそうなので、ヤドカリのゾエアを思われるものです。                                                                                             

  7月のカネ上さんのチリモンには多くのカニのゾエアに混じって、数は少ないですが鳥形のゾエアも入っていました。また、前の記事の稚ヤドカリもそこそこ見ることができました。(100g中に数匹ぐらいの割合です。)
そこで少し不思議の思うことがあります。  ほとんどの鳥形のゾエアは、稚ヤドカリより大きいのです。このゾエアが変態してグラウコトエ幼生や稚ヤドカリになるときに小さくなるのでしょうか。それとも、このゾエアは成長してヤドカリでない甲殻類に成長するのでしょうか。

謎です。

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2011年9月 2日 (金)

グラウ・琴恵

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稚ヤドカリ   鉛筆・透明水彩

スケッチのヤドカリは腹部がねじれており、節が目立たなくなっているのでゾエア幼生→グラウコトエ幼生を経て、大人のヤドカリになる前の稚ヤドカリだと考えています。
ヤドカリはエビ・カニと同じ甲殻類の中の十脚目の仲間です。この仲間は十脚目の名のとおり胸部に脚が5組あります。
ヤドカリは腹部を巻貝に入れて生活するために、その体は大変特徴的です。
まず1組目の脚の鋏脚ですが、巻貝に隠れる時の蓋にするために片方のはさみだけが大きくなります。スケッチのヤドは左が大きいのでヤドカリ科に属するヤドです。
次に2・3組目の脚ですが、巻貝を背負うため体は重くなり、貝殻の外まで脚を出す必要があるので大変長く頑丈な歩脚になっています。
残りの45組目の脚ですが、貝殻を中から支えるために短く、あまり目立たなくなっています。
腹部は、節があまりはっきりとしていなく、この段階ですでにねじれています。

この前の段階の幼生はグラウコトエと呼ばれるのですが、この名前を見るといつも「グラウ琴恵」と漢字をあててしまい、ハワイ在住の日系二世の女性を想像してしまいます。

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2011年8月21日 (日)

蝦蛄幼生赤青阿修羅図

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ピグマ・透明水彩

    蝦蛄のアリマと呼ばれる幼生。左半身を表と裏から描いてみました。

    最初は普通に腹側を描き始めたのですが、あまりのめんどくささに半分だけを丁寧に書くことにしました。描きすすめると、半分ではさびしいので甲側の半分も描き足しました。ピグマの黒い線だけでは腹側と甲側の区別がわかりにくく、バックに青と赤の色を付けて、ついでに体の部分にも色を付けて完成しました。
    描いているうちに頭に浮かんだのはアニメ「マジンガーZ」に出てくるアシュラ男爵です。体の半分が男・半分が女のキャラクターで非常に印象的な敵キャラです。赤と青の取り合わせでは「人造人間キカイダー」の方が近いかもしれませんが、漢字表記のときの座りのよさで阿修羅図としました。

     阿修羅といえば、わが奈良県の興福寺にある阿修羅像が有名です。阿修羅像は三面六臂(顔が3つに手が6本)の像ですが、このアリマも1組の鎌脚をはじめとして、やたらたくさんの脚がついており、すこし共通点があるかもしれません。

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2011年8月16日 (火)

三本の矢

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第2触角がものすごく長いゾエア 透明水彩・鉛筆

ゾエアとはカニの幼生(子供)の名前で、基本のテトラポット型ではこうら(頭胸甲)に4本の棘(鼻のような額棘・頭の上の背棘・2本の側棘)がはえている。

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※図のゾエアでは側棘が曲がって上を向いているが、普通はもっとまっすぐで下を向いている。

    先日、久しぶりにカネ上さんの縮緬雑魚を見ていたら、その中より珍しいゾエアを発見した。その特徴は額棘と背棘が長く側棘が短い。その上、第2触角が長くて、額棘が3本あるように見える。はじめて見るタイプのゾエアである。確実に泳ぎにくい形である。

     額棘と2本の触角が3本の矢のように見える。毛利元就の三本の矢の話を思い出した。
「もしお前達兄弟が、協力することをしなかったならば、毛利家は倒れるであろう。しかしこの三本の矢のように、兄弟三人が力を合わせれば、毛利家が倒れる事はないであろう。」

………いい話なのだが、後世にでっち上げたものらしい。すこしがっかりした。

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2011年7月22日 (金)

ラジオ体操のあとで

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「ラジオ体操のあとで」  ピグマ・透明水彩・画用紙

「なあ、今日遊べへん?」

「うん、みんなで久宝寺のプールに行こうや。」

「なに言ってんねん、わしらワタリガニのゾエアやで!!淡水のプールなんかで泳いどったら、体液うすまってしまうわ!!」

「そうや、そうや。ボウフラやないねんから、やっぱ海水で泳がなあかんで。」

「そやなぁ、甲殻類魂失ったらあかんなぁ。しゃーない、アイス食ってゲームでもしよか。」

「ほんなら、9時に俺ん家な。」

「ばいばい~。」

参考文献

日本産有用カニ幼生の検索Ⅲ.短尾下目(小西光一、鹿谷法一)

http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/JASI/63-2077.pdf

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2010年8月 7日 (土)

りばうんど

しばらく「“チョキって・折って”紙のアート」展のためにハサミ中心のブログであったのですが、その反動でハサミがあまり走りません。そのため筆中心の活動です。また、近所のお気に入りのフィールドが造成でつぶされて以来、虫やカエルとの出会いはままならず、結局は海系の生物のスケッチに落ち着いてしまいます。
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  オウギガニの仲間のメガロパ   透明水彩・鉛筆  6mm

チリモンとしては時々出てくるメガロパです。先日いただいた「チリモン図鑑カード100」によりますと、オウギガニのなかまのメガロパらしいです。

立体化するときのために3方向から描いてみました。

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チリメンモンスターは頑張っています。この本(カード)以外にも、ガチャポンにも商品化されたようです。(まだ見たことがないのですが。)
近所の図書館にもチリモンの本と、双眼実態顕微鏡ですこしつぶれたメガロパが展示してありました。小中学校の夏休みの自由研究にはもってこいのテーマです。

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夜光貝(ヤコウガイ) 透明水彩・鉛筆  12cm

職場の同僚の方にお土産でもらった貝殻です。沖縄の石垣島の貝です。大ぶり肉厚な貝で螺鈿細工の材料になるそうです。夜光貝という名前ですが光らないそうです。

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2010年1月30日 (土)

塵も積もれば

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    アカザエビの仲間?  7mm       鉛筆 透明水彩

     昨年末のカネ上さんのチリメンジャコに入っていたエビ?です。たまに見かける奴です。特徴は、異常に長い触角(今、改めてスケッチを見直してみますと触角が短すぎます。実物はもっと長かったです。)と異常に長い胸脚です。
    普通はエビでもカニでも前の方の胸脚が発達していて大きく長いものをよく見かけますが、このエビは最後の第5胸脚が長く、スケッチの個体では左右ともくるりと輪を描いています。また、触角の先端が妙に鮮やかな赤色をしています。泳ぐのにも・海底を移動するのにも不都合な体つきです。
    このエビは一度茹でられてから乾燥した状態のスケッチですので、生きているときの色とは違うかもしれません。もし、生きているときに、触角がこのままの色であれば、ルアー替わりにフラフラさせていれば餌が集まってくるかもしれません。

    ところで、チリモン発祥の地「きしわだ自然資料館」で特別展「チリモン積もって山となる ~これがチリメンモンスターだ!~」が3月14日まで開かれています。
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/shizenshi/tirimon.html
チリモンに興味のある近隣の方は是非見学されたらと思います。私も3月には行かせていただく予定になっています。

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2009年12月 5日 (土)

腰が……

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トウヨウコシオリエビ  鉛筆・透明水彩 

半月ほど前の朝の出来事です。いつものように朝食後に歯を磨いているときに突然そいつはやってきました。左腰の上部に電気が走りそのまま崩れ落ちるように座ってしまいました。腰痛です。洗面台につかまって立ちあがり、その日はだましだまし通勤し、帰宅後病院に行きました。

湿布を貼り、コルセットを付けの生活で、靴下をはく・ズボンを脱ぐなどの行動ひとつひとつが難しく不自由な毎日を送っていました。幸いにたいしたこと無く、普通に生活してる範囲では痛みも感じなくなりました。当たり前と思っていた健康のありがたさが少しわかったような気がします。
半月ほど、ほとんど腰を伸ばしたままで生活していたので、腰のまわりが堅くなり前屈を試みても以前のようには曲がらなくなっていました。これから少しずつストレッチを始めていこうと思います。

今回のスケッチは「トウヨウコシオリエビ」で春先のカネ上さんのチリモンです。尾の部分はくるりと曲げて、腹側にたたんだ状態です。

これだけ腰が曲げれると気持ちよさそうで、すこしうらやましく思います。

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2009年8月21日 (金)

スペースシップ

Uminomi_s_ship 使用画材
  透明水彩・ピグマ


モデル
テングウミノミの仲間
2mm

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夏バテでしょうか、先週更新をさぼったのですが、今週も筆もハサミも持つ気になれず、気分転換にお気楽な絵を描いてみました。ウミノミの形をした宇宙船です。モデルはウミノミ(テングウミノミの仲間)で形はほぼこのままの生物です。

  「 南の動物プランクトン」というページでよく似たウミノミの動画が見られます。
    テングウミノミの1種

    http://research.kahaku.go.jp/zoology/zoopl-new/s-pl/s-amphi/s-amphi.htm

丸い形のウミノミで、脚の一部で体の下部をおおうときれいな卵の形になります。陸のダンゴムシ同様、丸まった状態はとても可愛いです。このウミノミを見ると何時も宇宙船に似ているなあと思っていたました。少し古いSF映画に出てきそうな形です。
操縦師を二人のせて宇宙船にし、後部に窓をつけて乗客を乗せてみました。全体に寂しいのでレーダーや地デジのアンテナ、マジックハンドなどをつけてみました。宇宙マイクロバスのイメージです。色は少し下品になったような気がします。

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2009年7月31日 (金)

腹なし

Warekara8mm_2 ワレカラ

8mm

透明水彩 鉛筆

カネ上さんのジャコに入っていたワレカラです。海のナナフシをも言うべき生物で、前々回の記事のヨコエビを近い仲間です。
外見上の特徴は長い二組の触角とと、細くて長い体節、胸部?に鎌の様な2組の脚と下の方にある3組の脚です。普通、甲殻類には胸部に7組の脚がついているものが多く、ワレカラは3~4番目の脚が退化したのだそうです。(横から見た図の体節の下についている突起は鰓だそうです。)そしてワレカラは腹部が退化しているので、スケッチのように腹部(尾部)に脚がついているように見えます。
参考ページ:
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~hwada/project4.html

なかなか面白い生物です。今後、切り折り紙でワレカラに挑戦することもあろうかと、顔のあたりを詳しくスケッチしてみましたが、あまりの複雑さに口のあたりの構造とかがよくわかりませんでした。

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